仏教伝来の道 [完売いたしました]
監修 早稲田大学名誉教授・就実女子大学教授 長澤和俊 季刊文化遺産第10号
2000年10月
太古以来、東西文化の架橋としてのシルクロードを多くの人と物が、あるいは東西に、あるいは南北に移動した。その歴史はまことに複雑で、かつ雄大で、人類史のすみずみにまで行きわたっている。 なかでも、ユーラシア大陸における東西文化の交流をもっともよく示しているのは、仏教伝来である。各地の文化、衣食住、美術などに大きな変革を与え、また各地域の文化変容を受けながら広まっていった。本号では、仏教のふるさとインドから、西はアフガニスタン、東は中国華北までの仏教伝来の足跡をたどる。
荒神谷の358本の銅剣、加茂岩倉の銅鐸の大量発見など、古代史の謎に沸く出雲の地で、今また、出雲大社の境内遺跡から巨大な御柱が現れた。いにしえの出雲大社の巨大性は、これまで文献をとおして指摘されていたが、果たしてこの御柱はその証なのか……。
出席者 島根県立女子短期大学学長 藤岡大拙、米子工業高等専門学校教授 和田嘉宥、大東高等学校教諭 川島芙美子、島根県埋蔵文化財調査センター主事 松尾充晶(順不同)