古代イラン世界2 サーサーン朝ペルシア [残部些少]
監修 元東京大学東洋文化研究所文部技官 千代延惠正 季刊文化遺産第13号
2002年4月
アカイメネス朝ペルシアがアレキサンダー大王によって滅ぼされてからおよそ550年、その正統な末裔を称するゾロアスター教神官のサーサーン家によってサーサーン朝が創始された。そしてアラブの侵入によってこの王朝が滅ぶまでの間、まさにイラン的かつ世界的な文化が育まれた。バーミヤンの大仏にも影響を与えた巨大な摩壁のモニュメント、正倉院にも伝わるカットグラス、動植物の文様など……。王朝の歴史とともに紹介する。