2017.10.2
10月7日(土)17:30〜 BS−TBS「夢の鍵」で「素心伝心展」が紹介されます。
3Dプリンタや最先端のデジタル技術によって破壊、非公開、門外不出の文化財を復元し鑑賞でき、そのうえそれをさわることができるという、世界で初の試みに挑戦したクローン文化財への意義を問う番組内容です。
「素心伝心展」では、2001年に破壊されたバーミヤン東大仏天井画や模写作業中に焼損してしまった法隆寺金堂の壁画、保存のため公開が困難な敦煌莫高窟第57窟などがクローン文化財として甦りました。
このプロジェクトに携わってきた宮廻正明東京藝術大学教授は「これまで1つしかなく博物館や美術館が独占してきた文化財が広く共有することができる」。また、次世代へ文化が継承されていくことを期待して開発したそうです。
「保存と公開」のジレンマを解消する「クローン文化財」は世界中から注目を集める技術です。開発にかかる努力の様子をどうぞご覧ください。番組で紹介されたクローン文化財は、只今開催中の「素心伝心展」でご覧いただけます。ぜひ東京藝術大学美術館へお越しいただき手で触れて実感し、並河萬里の写真で壮大なシルクロードを体感していただきたくご案内いたします。
BS−TBS「夢の鍵」こちらから